10年前のアノネイ
2018年 01月 04日
今日は、修理に持ち込まれたお客様の靴を紹介します。
EE木型(OG 954)を使った九分仕立てです。
購入されてから6年経っており、いい感じに色抜けした革が自然のアンティーク仕上げになっています。さらに触ってみると、厚みはあるものの硬さが抜けて柔らかくなっています。
かなり履きやすくなっているのではないかと想像されます。
デザインはクォーターブローグと言っていいのかな・・・切り替えの仕方で独特でかなり捻っています。
この靴が登場したのは2006年で、画像のダークブラウンは2009年に追加された新色です。
発売当初は、デザイン捻りすぎでしょ!なんて思っていましたが、昔の英国ビスポーク靴で実際にあったスタイルらしい。アノネイ(仏)に切り替え始めた頃の革で、すごくいいんです。
この頃は、アノネイよりデュプイの方がいいね!なんて言っていましたが、この頃のアノネイの革を改めてみるとかなりいい革です。とすると昔のデュプイは相当にいい革だったのか?
<商品詳細>
品番 O 532
発売年 2006年
色展開 ブラック ・ ダークブラウン ・ ブラウン
甲革 牛革 ・ アノネイ(仏)
木型 EE(OG 954)
サイズ 23.0 ~ 27.0
ソール レザー
製法 ハンドソーンウェルテッド(九分仕立て)
本体価格 90,000円
*現在は、販売しておりません。