マッケイ製法+半ゴムのうれしい出会い
2015年 06月 25日
こんにちは、銀座ヨシノヤ銀座六丁目本店の宮崎です。今日も、雨の日の話です。
以前、晴雨兼用の靴の話をしましたが、本格靴を履いている方々には、機能性はいいかも知れないけど好みとは違うと思われたかも知れません。
そこで今日は、本格靴を履く方々に雨の日の提案です。
「雨の日にも手作り靴を履こう!!」手作り靴のマッケイ製法の靴でレザーソールの前半分にゴムを貼った仕様の靴があります。半ゴム仕様なんて言っています。
本格靴が好きな方々からすると、マッケイ製法は嫌、ゴム貼りも論外という方もいらっしゃるかと思いますが、マッケイに半ゴムを貼ると・・・
・ 履き心地に安定感が出る。
・ やや厚みのあるゴムのおかげで、クッション性があり、水も浸み込みにくい。
・ 底に穴があくリスクがなく、メンテナンスコストが安い。
・ 滑りにくく、多少の雨なら平気。
・ 地面からの暑さ・寒さが足裏に伝わりにくい。
などなどの利点がいっぱい。
ちなみにアッパーには、硬くて繊維のぎっしり詰まったアノネイ(仏)のキップ(牛革)を使用しているので、雨に濡れてもアフターのメンテナンスをしていただければある程度大丈夫です。
グッドイヤーウェルテッド製法のラバーソールでは、コバの張り出しやソールの厚みなど、どうにもエレガントではないですが、マッケイ製法なら、レザーソールの靴のようにすっきりエレガントです。雨の日のお洒落が楽しくなりますよ。



半ゴム仕様の靴を企画する時には、本格靴を履きたいというお客様が天気を気にぜず、極論を言えば週5日同じ靴でも平気な靴を作ろう考えました。
レザーソールの靴を雨の日にも使い、状態の悪くなった修理靴などよく見ていましたし、マッケイは柔らかいけどすぐソールに穴が開くなどの声もありました。
それならば、ゴムをつけよう!!
靴好きさん達は、マッケイ+ゴムというだけで冷ややかだろう、それでも現実的で便利な方が絶対支持される筈だなんて思っていました。
サンプルを作り、雨が浸み込むかとかグリップ力がどれくらいあるかなど履いてテストしました。
サンプルでは、土踏まず部分のマッケイ糸はどぶ伏せしで隠し、ヒールの内側を削るTHE小笠原仕様にし、高級感を出しました。
テスト履きで一番驚いたのは、ソールの厚みのおかげでクッション性と履き心地の安定感が増したことでした。
九分仕立ての履き心地にちょっと近いかも!!と以外な発見で、それ以降、九分好きの宮崎が、マッケイ半ゴム仕様を2足買いました。経済的ですしね!

