靴型の話2
2015年 09月 10日
こんにちは、銀座ヨシノヤ銀座六丁目本店 宮崎です。
今日は、E靴型の話。
本社の男性社員でもほっそり足の人が多く、みんな「俺の足は特殊だから・・・」と言っていましたが、こんなにたくさんいるのなら特殊でも何でもないだろう。
社内のほっそり足比率と同じくらい全国にはほっそり足の男性がいる筈・・・。
また、EE靴型(OG954)でも羽根が閉じきってしまうというお客様が、いらっしゃるのでそれならばと数年前にE靴型を作りました。
1980年代にあったE靴型をベースに更に薄く修正し、つま先もやや長くして、今の時代でも違和感のないバランスにしました。英国靴のDくらいの木型です。
細い人や甲が薄い人がサイズを下げなくても履ける靴にしよう!
ほっそり足の人にフィットする喜びや踏まずが乗る感覚を知って欲しい!
なんて理想を持っていました。
ところが、更に上がいるというかE靴型でもまだ緩いというお客様もいらっしゃいます。
どこまで薄くすればいいのか、ホントに難しいところ・・・。
これ以上薄くすると 靴型が新幹線E5系はやぶさのように超流線型になりそう・・・。
空気抵抗なんて何も考えていないのに・・・
履く人を選ぶとか誰が買うんだとか言われそうですが、更に細い靴型に挑戦したですね!
E靴型にはこんな靴があります。
色 ブラック ブラウン
靴型 E
サイズ 24.0 ~ 27.0
ソール レザー
製法 マッケイ
本体価格 65,000円
色 ブラック
靴型 E
サイズ 24.0 ~ 27.0
ソール レザー
製法 ハンドソーンウェルテッド(九分仕立て)
本体価格 110,000円
※告知
9月13日(日)1日限定でお手入れ用品の老舗、コロンブス社よりカラーリストの三橋 弘明氏が来店し、お手入れの相談やレクチャーなど承ります。
前回のお手入れ相談会の時、一日店頭にいて三橋氏の話を実演を交えて聞きましたが、勉強になったし楽しかったですよ!
お手入れしたい靴を持参して三橋氏にお手入れしてもらったり、レクチャー受けながらご自身でお手入れするのもいいかも知れませんね。
ソールやコバなど普段あまりお手入れしない部分のお手入れで印象が大きく変わります。
この部分のお手入れはどうすれば?ですとか、こんな場合はどうしたらいいの!など是非ご相談下さい。