こんにちは、銀座ヨシノヤ銀座六丁目本店 宮崎です。
今日は、修理ご依頼の靴を紹介します。
2004年発売のO 498です。
この靴は、デュプイ社(仏)のスエードを使っていて、今となっては希少な靴です。
ライニングも一枚仕立てになっており、同じくデュプイ社(仏)のヌメ革を使っています。
とても贅沢な仕様の靴です。
底付けはハンドソーンウェルテッド製法(九分仕立て)です。
柔らかく包み込まれる履き心地は、格別だと思われます。
O 498は、パターンオーダーがスタートするにあたり、ホールカットのデザインの原型になりました。
同じ革はありませんが、現在でも同じデザインで作ることはできます。